Amazonからスカウトされるレビューの書き方
こくまろトレンディ編集長の池田です。
池田は日本でAmazon Vineがスタートした2010年頃の立ち上げ時から参加しているAmazon Vineの最初期メンバーです。
参加当時から現在まで累計で100点以上の商品を提供してもらい、レビューを書いてきました。
高級ブランドの空気清浄機や掃除機をはじめ、高額なオーディオインターフェースやヘッドフォンなど5万円以上する商品も頂いてきました。
特に2019年に入ってからは高額商品のレビュー依頼が頻繁にいただけるようになり、メーカー側もVineレビューを重要視していることがよく分かります。
そこで今回はAmazonからVineメンバーにスカウトされるためのレビューの書き方、つまり、
多くの人から「参考になった票」をいただけるレビューの書き方をあなたに伝授します。
この記事の内容を実践することで、「参考になった」と投票されやすいレビューを書くことができます。
したがって、少ないレビュー投稿数にも関わらず、AmazonからVineメンバーへのスカウトが来る可能性が高まるということです。
Vineメンバーへの参加を目指しているレビュワーの人は、ぜひ最後まで読んでみてください。
Amazonレビューの書き方で押さえるポイントは3つだけ
「参考になった」票がもらえるAmazonレビューを書くには、3つのポイントだけ押さえれば大丈夫です。
高度で難解なコピーライティングのテクニックなどは一切必要がありません。
この3つのポイントさえ押さえれば、「参考になった票」がどんどん集まってくるレビューをあなたも書くことができます。
Amazonで「参考になった票」を集めるレビューを書くうえで、押さえるべきポイントは以下の3つです。
・どういうふうに人生が変わったのかを書く
・使わないと分からないところを書く
レビューに、この3つがすべて書かれていれば、高確率で「参考になった票」をもらうことができます。
これはAmazonに存在する特定の商品ジャンルに限った話ではなく、すべての商品において言えることです。
小説だろうが映画や音楽だろうが、枕カバーからネジ1個に至るまで、全ての商品です。
レビュー内で押さえるべきポイントは3つありますが、難しければ、どれか1つでも構いません。
掲載されているレビューが多い商品は、どれか1つのポイントだけしか押さえることができなくても、他のレビューがその他2つのポイントを押さえていることが多いため、参考になったと思ってもらえる可能性が高いです。
レビューの少ない商品の場合は、この3つのポイントをきちんとすべて押さえたレビューを書くことで、参考になった票を大量に集めることができるでしょう。
その結果、たとえ少ないレビュー数であっても、Vineメンバーへのスカウトが来る可能性が高まります。
それでは3つのポイントをひとつずつ解説していきましょう。
どういう感情になったのかを書く
参考になった票を集めるAmazonレビューを書くうえで最も重要なポイントです。
どういう感情になったのかを一言書くだけも、Amazonでの商品レビューとしては十分成立してしまうほどインパクトがあります。
なぜどういう感情になったのかを書くのが重要なのかというと、商品の購入を検討している人は「その商品を使ったらどういう気持ちになったのか」を知りたいからです。
例えば、人気お笑いコンビのDVDだったら
ではなく
のたった一言のほうが参考になるのです。
スペックや機能をダラダラ書かれるよりも、あなた自身がどういう感情になったのかを書いたほうが圧倒的に参考になります。
洗剤をなぜ買うのかといえば、汚れを落としたあとに「スッキリ爽快」な気分になりたいと思って買うのですから、
とタイトルに入れてあげるだけで、レビューを見た人は「この商品を使うとスッキリして爽快な気持ちになれるのか!」というイメージができるので参考になったと思ってもらうことができます。
道具ひとつとっても「使いやすくて感動した」「使いにくくてイライラした」などと感情を伴った表現は色々と可能です。
感情を言葉で表現することが苦手な人は、「体に起こった変化」をそのまま丁寧に書いてあげてもよいです。
「手に汗握った」「目がショボショボした」「やる気が湧いてきた」など、体の変化をそのまま表現しても、参考になったと思ってもらえる可能性が高いレビューを書くことができます。
どういうふうに人生が変わったのかを書く
商品の購入を検討している人は、商品を買うことで今よりも良い状態になりたいと思っています。
「この商品を買ったら、生活がどのように変わったのか?」
というあなたの体験談を書いてあげると、購入を迷っている人にとっては、とても有用なレビューになります。
例えば、ベランダに敷くウッドパネルであれば「ベランダに出る回数が増えた」とあなた自身の生活の変化を書いてあげると、手にとってない人もイメージしやすいので参考になったと思ってもらえる可能性は高いです。
ですから、たとえ音楽や映画のレビューであっても「会社に行く気になった」「嫁に感謝するようになった」というように、あなた自身の人生が変化したことを書くのは正しいということです。
本の内容に触れて「ここの●ページの内容は間違っている、正しくは●●」というレビューよりも、“本の内容を実践したら私の人生はこう変わったのでこんな感情になった”と書いてあるほうがよっぽど参考になると思ってもらえるレビューなのです。
使わないと分からないところを書く
最後にスペックや機能に関して書く場合に押さえておきたい重要なポイントです。
レビューを書く際は
・どういうふうに人生が変わったのかを書く
この2点を押さえるだけでも十分に「参考になった票」を得られやすいですが、レビューに深みを持たせるために押さえておきたいポイントが「使わないと分からないところを書く」ということです。
どの商品にも必ず、実際に手にとってみたり使ってみないと分からない部分があります。
家電を例に挙げると、海外の有名メーカーの扇風機や掃除機は性能がいいが、音が非常にうるさいというケースが多いです。
水筒は最近「コンビニコーヒーでも使えるかどうか」の需要が増えており、購入を検討する人も気になっている部分ではあります。
使わないと分からない商品の欠点を指摘するのも良いですが、「使ってみて分かった商品のよいところ」を書いてあげると、商品の購入を考えている人にとっては肩を押すことになるので、参考になったと思ってもらえる可能性が高まります。
もちろん映画などのエンターテイメント作品のネタバレに当たる部分は書いてはいけませんが、「ちょい役で出演している女優の○○さんの演技は圧巻です」などと見ていない人に作品の魅力を表現することはできます。
「使わないと分からないところを書く」といわれても難しいという人や、スペックや機能についてに言及するうえで、書き方がよくわからないという人は
という流れで書くと、誰が読んでも伝わりやすい文章を作ることができます。
・静かと書いてあったから買ったけど、ソフトをたくさん起動すると爆音になった
というようにカタログや商品説明に記載されている売り文句に対して、結果どう思ったかを書くだけでも参考になったと思ってもらえるレビューになります。
絶対に書いてはいけないAmazonレビュー
さて、ここまででAmazon Vineメンバーにスカウトされるために「参考になった票」を集めることができるレビューを書く3つのポイントを解説してきました。
3つのポイントとは
・どういうふうに人生が変わったのかを書く
・使わないと分からないところを書く
でしたね。
しかし、逆にレビューを書くうえで絶対にやってはいけないポイントがあります。
それは、「セールスマンのようなレビューを書いてしまう」ことです。
例えば、洗剤で「アタックZERO」という商品がありますが、以下のようなレビューを書いてはいけません。
それは商品説明に書いてあります。
このような文章は恥ずかしいことにVineメンバーが書いたレビューで多く見かけることがあります。
タダで商品を使わせてもらったことで、この商品を売ってあげないといけないという「セールスマン」の気分になってしまっているのです。
パッケージやCMで使うような文言を使ってレビューを書いてしまうのは、「商品を褒めたい」場合がほとんどです。
あなたが本当にいい商品だと思ったときにこそ、セールスマンのようなレビューを書いてしまう危険があります。
その場合も、Amazonレビューを書く場合の3つのポイントを思い出して
・どういうふうに人生が変わったのかを書く
・使わないと分からないところを書く
を守っていただければ、あなたが感じた商品の良さや魅力がきちんと伝わるレビューを書くことができます。
Amazonレビューでは、セールスマンやCMのようにウマいこと言おうとするとスベります。
“ウマいこと”はあなた自身のブログやYouTubeなどで商品をレビューする際にはいくらでも言って構いませんが、Amazonの商品ページでは反感を買うだけですので我慢してください。
さいごに
いかがだったでしょうか。
今回の記事を書こうと思った理由は3つあります。
1つ目はAmazonのためです。
正直現在のAmazonの商品ページには、残念ながらとんちんかんなレビューを書いている人も多いです。
そういうとんちんかんで参考にならないレビューを隅に追いやるべく、もっとマトモなレビューを書ける人を増やしてあげたいと思ったためです。
2つ目はGoogleのためです。
Googleは2019年3月のSEOコアアップデートでAmazonや楽天など、ユーザーの口コミやレビューが集約的に掲載されている商品ページを優先的に表示させるアルゴリズムに変更しました。
池田はこの仕様変更に大賛成です。
ですから、Amazonの商品ページ自体が、口コミやレビューなどの商品を購入する情報が全て詰まったページにしたいと思いました。
3つ目はあなたのためです。
Googleは2019年3月のSEOコアアップデート変更でAmazonや楽天などの商品ページを優先的に表示するようになりました。
その結果、アフィリエイターが制作したページが表示されにくくなりました。
そのため、メーカー側はアフィリエイターやリスティング広告などの広告費を削減し、商品提供という形でAmazon Vineに商品を供給するケースが増加すると考えています。
つまり、早いうちにAmazon Vineメンバーになることができれば、それだけ多くの商品を提供してもらえるということです。
現に池田が提供を申し込める商品は食料品などの日用品から家電まで相当な数が揃っています。
ここだけの話ですが、実はAmazon Vineだけで暮らしていけるのでは?というレベルで充実しています。
Amazon Vineにはきちんとルールを守って参考になるレビューを投稿していれば、ずっと参加し続けることができます。
池田はVineメンバー参加当時はAmazonレビュワーの順位としては2,000位ほどで、現在では10,000位ほどになっていますが、何も問題なく参加させてもらっています。
この記事を参考に、あなたがAmazon Vineメンバーにスカウトされるようなレビュワーになっていただければ幸いです。
ありがとうございました。
・どういう感情になったのかを書く
・どういうふうに人生が変わったのかを書く
・使わないと分からないところを書く
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