2015年度に豊洲への移転が決まっている築地市場。
日本のみならず、世界中から海産物や農産物が集まる巨大市場だ。
しかしながら場内だけでも39軒、場外には400軒以上の店がひしめき、どこに行けばいいのか迷ってしまうのも確かだ。
満足間違いなしのウマい店はズバリどこなのか?
場内・場外の絶対にはずさないベストなお店を厳選してご紹介!
築地市場の感動するほど旨い寿司屋Best5!
プロの料理人や魚の目ききが日々集まる築地市場。
そのなかでも、極上のネタとシャリを味わえる、絶対にハズさないお店をご紹介!
いずれも並ぶことになる人気のお店ばかりだが、並ぶ価値は十分にある!
場内
大和(だいわ)寿司6号館
常に行列ができているが、場内の店としては珍しく20席以上あり、行列が長くても比較的早く入れる。それでも1時間以上は覚悟しよう。
人気の理由は、味、接客、居心地とすべてにおいて文句ナシという点。定番の「おまかせにぎり」には、これぞ日本の、築地のすしという風格が漂っている。
築地を代表する極上ずしを堪能せよ!
寿司大6号館
場内にある早朝から行列が絶えない人気店。最大で3時間待つこともある。
「旬魚おまかせセット」は、にぎり10貫に好きなネタ1貫のサービス、巻き物、玉子焼き、お椀つきのお得セット。
食べるスピードを見計らいながら一貫ずつ提供してくれるため、居心地がよく、焦らずゆっくり味わえるのがグッド。
長時間並んだ甲斐があったと思える名店だ。
場外
場外には場内に負けないほどの美味いすし店が存在する一方で、築地ブランドを笠に着た、クオリティが低い店が紛れ込んでいる。
ハズレ店に行かないよう、しっかり予習するべきだ。
紀之重築地本店
その日の早朝に仕入れた築地の最高のネタを、赤酢のきいたシャリで。
仕上げに煮切り醤油や、南高梅、肝などから作る自家製のタレを一塗りし、さらに薬味などをあしらう。
職人の技や創意工夫に満ちた極上の江戸前ずしが味わえる店だ。
「紀之重握りセット」では、当日のネタから厳選された15貫が堪能できる。
栄(さかえ)寿司
マグロは、日本の漁港に水揚げされた天然モノのみを使用、ウニやイクラも、毎朝店主が市場で吟味して仕入れた一級品を使用している。
にぎりに負けず、極上の素材を盛り込んだ贅沢海鮮丼も充実しているので嬉しい。
銀座や六本木の名店を食べ歩いた末にこの店に通うようになった常連客も多いとか。
質の高いマグロ、ウニ、イクラを思いきり堪能してほしい。
築地寿司清(すしせい)本店
伝統の江戸前ずしを、厳選したネタで提供してくれる。
このお店を一言でいうなら、老舗の看板への信頼を裏切らない安定感。
「おまかせ」を食べれば、その実力がよくわかるだろう。
ネタによって煮切り醤油や塩があしらわれるなど、仕事が丁寧なのも評判の理由。
職人さんの接客も粋で、築地らしさを楽しめる。
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場内
場内の「魚(うお)がし横丁」にあるすし以外の店は27軒。
洋食、中華、天ぷら、喫茶と、かなりバリエーション豊かだ。
市場関係者も通う、極上の魚介類を使った料理に舌鼓を打ってみてはいかがだろうか。
あんこう屋 高はし 8号館
産地や漁法にこだわって仕入れた魚を刺身、煮つけ、塩焼き、丼などで味わえる。
網走沖で獲れた「釣(つり)きんき」は、一匹ずつ釣り上げられたためキズが少ないとされる高級魚だ。
注文が入ってからふっくらと煮つけられ、口に含むととろける。
看板メニューのあんこうですら、最もおいしくなる12月に入ってからしか扱わないというこだわりぶり。
プロも絶賛する魚料理の名店だ。
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鳥藤 8号館
明治40年創業の鶏肉卸業者が手がける専門店「鳥藤(とりとう)」。
鮮度バツグンの鶏肉を使った「親子丼」や「鳥めし」などが大人気。
こだわりの鶏には、歯ごたえがよく、旨みが濃い大山鶏(だいせんどり)を使用。
「水炊き」は、骨つきモモ肉や、なんこつ、つくねなど、さまざまな部位の肉が味わえて、鶏のエキスが溶け込んだスープも滋味深い。
白米と一緒に、朝食にもおすすめのお店だ。
天房(てんふさ) 6号館
旬の魚を用いた天ぷらを、お好み、天丼ともに味わえる。
「天丼」は、芝海老、帆立、キスや野菜など8種ほどを盛り込んだおトクな内容。
大豆油とごま油をブレンドしたもので揚げていて香ばしい。さっぱりとしているので、朝からでもおいしく食べられる極上の天丼だ。
サックリとした衣の中から、湯気とともにあふれだす素材の風味を堪能できる。
場外
場外は飲食店だけでも、110店以上が軒を連ねている。
しかし、場内よりもメニューのバリエーションが広がる一方で、アタリの確率は比較的低いのが現状だ。
しっかり予習して、失敗しない店へ行ってほしい。
きつねや
新大橋通り沿いには、この店の「ホルモン丼」目当ての行列が見える。
八丁味噌をベースにした特製ダレで国産牛のコプチャン(小腸)、フワ(肺)、コンニャクなどを煮込み、ご飯にかける。
こってり濃厚で病みつき確定だ。半熟卵をトッピングすれば、スタミナ満点に!
タレは、昭和22年の創業当時から継ぎ足されてきた秘伝のものだ。
病みつきになってしまう極濃の丼を堪能せよ!
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トラットリア・築地パラディーゾ
ナポリやアマルフィなどの南イタリア料理を味わえる「トラットリア・築地パラディーゾ」。オープンは2011年。
魚河岸にイタリアンの新風を吹き込んだ話題のお店だ。
魚介をふんだんに使った料理や、手打ちパスタが得意メニュー。
新鮮なイワシや海老、ヤリイカや貝類などを、マリネやフリットなどでイタリア産ワインとともに味わってみてはいかが。
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築地市場の賢い回り方とは?
競(せ)りがおこなわれ、プロが魚を仕入れる仲卸店がならぶ場内では、一般客の見学も可能だ。なかには素人相手に売ってくれる仲卸店もある。
場内の「魚(うお)がし横丁」は、連日行列が絶えない築地屈指の人気スポット。すしや海鮮丼の店のみならず、洋食や喫茶などの飲食店が軒を連ねている。
これらの店は営業時間が特殊で、大半が午前5時半前後に開店し、午後2時ごろには閉めてしまうのだ。
基本的にはどの店も15席程度の作りで、予約は不可で、カードも不可だ。
キャリーバッグなど大きな荷物を預けるスペースがないので、注意が必要。
さらに、小さな子ども連れは断られることもあるので、目当ての店には先に確認しておいたほうがいいだろう。
場外は魚だけでなく、玉子焼き、魚卵、野菜、鶏肉、乾物などの各種専門店がそろう巨大なマーケットになっている。
鍋パーティをするときなどは魚介やおでん種、上等な鰹節や昆布まで、リーズナブルな価格で極上の素材が揃う。商品の種類も豊富だ。
さらに場外にもすし、イタリアン、B級グルメなどウマい店が目白押しだ。
築地市場に突撃する前に絶対に抑えておきたい4つのポイント!
1.下調べは念入りに
場内も場外も、初めて行く人には”迷宮”レベル。
人の波に押されてただただ歩いていると、疲労困憊する。買いたいもの、食べたい店を明確にすることが大事だ。
2、早めの行動が吉
正午をすぎるとランチ目的の近隣のビジネスマンが一気に押し寄せるため、遅くともそれまでには目当ての飲食店に入っておきたいところだ。
3、お店の人にどんどん聞こう
「今日の晩ゴハンにおすすめは?」「お姉さんが食べるとしたら?」などのざっくりした質問でも、品物のセレクトはもちろん、調理法、保存法や分量まで、きちんと教えてくれる店が多いので、どんどん聞いていこう。
4、プロのジャマをしないこと!
築地の主役はあくまで”プロ”。ターレ(運搬車)などが行き交うのでジャマにならないように気を付けたい。
団体での来店や大きな荷物の持ち込みは迷惑になるので避けたほうがいいだろう。
おトクに買うための裏ワザこっそり教えます!
築地には一般よりも安い価格設定の店が多く、それ以上の値切りは難しい。
ただし、まとめ買いをするとサービスしてくれることがある。
閉める店が増える午後1~2時ごろには、売れ残った生鮮品を超安値で買えることもあるので、ぜひ頭に入れておこう。
また、ほとんどの店で宅配サービスがあるので、買いすぎで荷物が増えた場合も安心だ。
休憩所、トイレ、完全分煙のための喫煙所などが無料で365日利用できるのもポイント。
土曜日の限定商品販売や特売セールを見逃すな!
築地市場は日曜、祝日が休みなので、土曜がとくに大混雑する。
その人出を見込んで、あちこちの店で土曜限定商品の販売や特売セールがおこなわれている。
なかには、マグロなどの目玉商品が出されることもある。
早い時間に訪れて、何がどのくらいの値段で売られているのかチェックしてみよう。
また、土曜は焼き鳥など、露店で食べ物を売る店も増えるので、食べ歩きを楽しむのもいい。
いかがだったろうか?
築地市場に行くときのために、ぜひこの記事をお気に入りに入れておこう。
※この記事は「食べログ」内に掲載されている一般ユーザーの写真を掲載しています。
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