ジュノンボーイが逮捕…いったい何が
ジュノンボーイの村上一志容疑者が2014年9月12日、振り込め詐欺未遂で現行犯逮捕された。
村上一志容疑者は2007年、第20回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストで近江兄弟社賞を受賞し芸能界デビュー。エイベックス・エンタテインメントに所属していた。
村上一志容疑者が逮捕された「現金受取型」振り込め詐欺とは
村上一志容疑者が手を染めたのは、最近流行している、現金受取型の振り込め詐欺。
平成26年上半期のオレオレ詐欺のうち、振込型が約1割、現金受取型が約8割となっており、現在主流の手法だ。
従来のように金融機関を通じて「振り込ませる」手法が「振込型」で、犯人が現金やキャッシュカードを直接自宅等に取りに来るという「振り込ませない」タイプの振り込め詐欺を「現金受取型」という。
村上一志容疑者の役回りは、現金を「受け取る役」だ。
現金を受け取るだけの役のため、報酬の相場は詐欺で入手した現金のおよそ1割といわれることがある。
詐欺のメインである別の人物が横浜市鶴見区の60代自営業女性の家に次男を装い、「会社のカネに手をつけたため、準備できないか。部下が取りに行く」などと電話をかけたのが今回の経緯だ。
そこで“部下”の村上一志容疑者が現金を受け取りに行くはずだった。
しかし、電話の口調から異変を感じた女性が同署に相談。
待ち合わせ場所の川崎市幸区内の駅のバスターミナルで警戒をしていた同署員が、女性に声をかけた後に逃げようとした村上容疑者を現行犯で逮捕した。
現金200万円を騙し取ろうとしていたという。
村上一志容疑者は「無関係です」と容疑を否認しているという。
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第20回ジュノンスーパーボーイコンテストで近江兄弟賞受賞
村上一志容疑者は2006年、第19回ジュノンスーパーボーイコンテストに出場。
ベスト100までいったが敗者復活で惜しくもチャンスを逃す。
この失敗が「めちゃめちゃ悔しかった」という村上一志容疑者は、第20回を受けるに当たって、7キロも痩せて再チャレンジし、第20回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストで近江兄弟社賞を受賞した。
のちに「頑張った甲斐あってベスト10にいけたんだと思ってます!自分なりに努力すれば、絶対自分に良いことがあるんだと思います!」
とコメントしているが、ここまで向上心にあふれていた村上一志容疑者が振り込め詐欺の受け子になってしまうとは―。
いったい彼に何があったのだろうか。
愛の劇場『ラブレター』で存在感を示す
村上一志容疑者は2008年、『愛の劇場』40周年記念番組『ラブレター』にてドラマ初出演、初レギュラーを獲得。ドラマでも爽やかな演技で人気を博していた。
当時17歳だった村上容疑者は、
「この仕事では礼儀や挨拶、態度や受け答え方などがとても大切なことを知りました。プロの世界は厳しいです!」とコメントしており、ここでも未来に向かって突き進むエネルギーに溢れた青年の勢いを感じる。
これからジュノンスーパーボーイコンテストにチャレンジする人に向けてもコメントしていたことがあり、「最終選考は、舞台に出るまでがむっちゃ緊張すると思うんですけど、やっちゃえば問題ないんで、楽しんでやったらいいと思います。頑張って下さい。」と応援していた。
2009年以降の目立った活動実績は無し
村上一志容疑者は現在エイベックス・エンタテインメントに所属しておらず、テレビドラマではゴッドハンド輝(2009年4月18日)猿ロック(2009年10月2日~)、テレビ番組では地上最大のテレビ動物園(2009年8月13日、フジテレビ系)を最後に活動履歴がない。
Twitterでは今年の6月までつぶやきがあるが、2012年は大学に通いつつバイト生活をしていたことが確認できる。
ジュノンボーイコンテストに参加するからリツイートして!という冗談めいたつぶやきもあるが、全体的に遊びに浸っている印象のツイートが多く、『ラブレター』に出演していたころの夢に向かって突き進む青年の輝きは消えていた。
遊ぶお金がほしいから、てっとり早くお金を稼ぐ手段として、安易に振り込め詐欺に手を染めたとなれば、それは非常に残念であり、今回の件でファンはとても悲しんだだろう。
現在ジュノンスーパーボーイコンテストサイトはサーバーがダウンしている。
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