児童虐待される子供の目線で書いた歌詞
10月2日にシンガーソングライターの文月メイさん(27歳)が、ユニバーサル ミュージック ジャパンから晴れてメジャーデビュー。
しかし、記念すべき1stシングル「ママ」の歌詞の内容が「過激すぎる」として、有線で放送が見送られてしまうなど、大きな話題を呼んでいる。
有線での放送が見送られた問題の曲「ママ」
ぼくのことが邪魔なの?
あのゴミ袋と一緒に捨てるの?
生きることが辛いの?
頼る人が誰もいないの?
ごめんね、ママ
なにもわからなくて
なにもできなくて
でもぼくには、たった一人のママ
いい子にしてるから
どうして、ねぇママ
どうして、ねぇママ
神様が決めたの?
ぼくは生きちゃダメって
ぼくね、天使になったよ
いつでもママを見守ってるよ
だって弱虫なママは
一人じゃ生きられないでしょ
ごめんね、ママ
ぼくが大きかったら
助けてあげれたのに
でもぼくには、たった一人のママ
二度と巡り会えなくても
どうして、ねぇママ
どうして、ねぇママ
神様が決めたの?
ぼくは生きちゃダメって
ごめんね、ママ
もうそばにいられない
明日を迎えられない
でもぼくには、たった一人のママ
嫌いになったりしないよ
どうして、ねぇママ
どうして、ねぇママ
神様が決めたの?
ぼくは生きちゃダメって
どうして、ねぇママ
どうして、ねぇママ
ぼくの羽根
一枚置いていくからね
1stシングル「ママ」は、児童虐待されている子供の目線で、母に対するメッセージを歌った曲だ。
「あのゴミ袋と一緒に捨てるの?」など、実際に子どもがいるお母さんには胸を深くえぐるような強烈なワードが並んでいる。
プロモーションビデオも鉛筆の手書きタッチのイラストが強烈に突き刺さる、衝撃的な内容だ。
ツイッター上でも、
文月メイさんの「ママ」という歌の歌詞を読んで涙が止まらない。
といった声や、
文月メイの「ママ」悲しすぎる。これはしんどい。あかんやろ。
などといった、感情を大きく揺さぶられたとする意見が多く見受けられた。
YouTubeの動画のコメント欄でも、虐待されて死んだ子供がみんな親のことを天国から見守っているなんて、殺した人間の傲慢な解釈など、児童虐待について非常に真剣な思いが続々と綴られている。
動画自体は2013年の3月にアップされ、当時から大きな話題を読んでいたが、今回のメジャーデビューに伴って再生数が激増。
また、
実際に児童虐待を経験した人の気持ちになって考えた歌ではない
など、辛辣な意見も目立つようになっており、この曲の反響が如何に大きいかを物語っているだろう。
文月メイさんは学習塾の教室長を経験
文月さんは2009年から2011年まで、学習塾に勤務していた。
そこで、親から虐待された経験を持つ子どもや、母子家庭でいつも違う男性が家にいる女児など、精神的にとても辛い状況に直面している生徒の話を直接聞いてきたという。
そして、昨今児童虐待事件の報道が増えているのをきっかけに作曲したという。
文月メイさんは、今後も世間で起きていることに対しての疑問や違和感を歌にしていくと話しているという。
ライター:フルスイング池田の目
みんなのうたで流してもいい曲ですね。人によって思うところはあるだろうけど、とても感情を揺さぶられる曲であることは確かだと思います。
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