
税込価格92,400円!の桶シャンパンクーラー
2013年10月8日放送の『ガイアの夜明け』では、伝統の技術を生かし、画期的な商品を生み出す職人たちを特集。
伝統の技が生んだ、世界で絶賛される最先端の商品を紹介する。
その中で登場するプロダクトの一つが、白い木肌に細やかな年輪が美しい、中川木工芸が作る桶のシャンパンクーラー「京指物 シャンパンクーラー」だ。
桶は軽く、ボトルの保冷に適し、結露も生じにくい。
シャンパンだけでなく、ワインや日本酒などでも見事にフィットするデザイン。
洋でも和でも映える、デザインと実用性を兼ね備えた素晴らしいプロダクトなのだ。
高野山で霊木として敬われる聖なる木を使用
この世界が驚愕した桶のシャンパンクーラーだが、当然ながら素材選びから次元が違う。
日本で古墳時代から高級な水桶、橋梁材や風呂の湯船材として用いられてきた「高野槇」が使用されている。
木肌の上品な白さと匂いの少なさ、成長が遅いため年輪がきわめて細かいため、加工した時に美しいというのが特徴だそうだ。
そのほかにも、伊勢神宮をはじめとする寺院や神社の建築に使用される「尾州檜」を使用したモデルも用意されている。
200丁のカンナを駆使して生まれるこの形
番組で紹介される「Konoha」は見ての通り非常にきれいな葉っぱ型をしている。
桶の常識を打ち破る、楕円形の形と鋭い口縁。
この機械でも成形できそうにない絶妙な形はどうやって生み出されるのだろうか。
このデザインは桶の工法上大変難しいもので、数々の試作段階を経てようやく完成に至ったという。
桶は金属の釘を使わない。木材を組み合わせることによって創りだされるのだ。
側面の一枚一枚を丁寧に削って、手で組み上げる桶づくりの工程。
ひとつの桶ができるまではなんと5日以上を要するそうだ。
高価だが、修理してまた使える道具としての良さ
職人が作る製品は、大量生産の商品と比べて非常に高価だが、壊れても職人の手によって修理されることで長く使えるのが特徴だ。
なんと中川木工芸には100年前につくられた桶が今も修理に持ち込まれているという。
日本人のモノに対する果てしない情熱と、「粋」を感じることができる素晴らしいプロダクトだ。
詳細については株式会社リンクアップの紹介ページに記載されているので、気になった人はぜひチェックしてもらいたい。
名称 | 京指物 シャンパンクーラー Konoha |
素材 | 高野槇(Konohaのみ) 尾州檜、洋白(洋銀、ニッケルシルバー ※銅・亜鉛・ニッケル合金)、竹釘 |
仕様 | 高さ20.0cm 幅37.5cm 奥行22.0cm 重さ約680g 厚さ約7mm |
価格 | 本体価格 高野槇・尾州檜とも 88,000円(税込価格92,400円) |
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