最強の学習アプリはこれだ!
あなたは、自分の子どもの得意教科を言えますか?
一般的に、自分の子どもの学力を知る機会といえば学期末の通信簿くらいなので良くわからないという人も多いだろう。
しかし、今はタブレットやスマートフォンの勉強アプリを使えば、親子で一緒に遊びながら自分の子どもの長所と短所を把握することができる時代なのだ。
パラパラ漫画をつくるアプリで遊ばせてみたらご飯を食べるのを忘れるくらい夢中になった…。
計算アプリを遊ばせてみたらもの凄いスピードで次々に問題を解いていく…。
といったように、勉強アプリを使えば我が子の個性が手に取るようにわかるのである。
我が子の長所がわかれば、親として将来進むべき道を子どもに提示してあげることもできるだろう。
今回、こくまろトレンディは小学校の先生に子どもの長所を伸ばすアプリを取材した。
教科別に、先生イチオシのアプリをご紹介する。
※この記事は2016年6月現在の情報です。アプリは、販売者の都合で予告なく価格が変更されたり、配信が終了することがありますのでご了承ください。
国語
国語の学習アプリには、スマートフォンやタブレットが搭載しているタッチスクリーンの長所を生かした漢字練習などのソフトが充実している。
子どもが漢字が苦手で困っているときは、一昔前はノートに文字を書き続けるしかなかったが、最近ではアプリを使用して、とても効率的に勉強できる。
また、高度な辞書アプリの登場で、重い辞書を持ち歩く必要もなくなった。
小学校・中学校の先生がオススメする学習アプリの数々をご覧いただこう。
常用漢字筆順辞典 制作:NOWPRODUCTION, CO.,LTD
筆順がわからなくなったときにすぐ使える
小学校全学年向き。
手書きで漢字を書きながら筆順と読みを検索できるアプリ。
知りたい漢字を画面に書くだけで自動的に文字認識し漢字を表示する機能が備わっている。
小学校の先生も「漢和辞典代わりになる」と太鼓判を押すほどの完成度を誇る。
この漢字で合ってるかなと思った時にすぐ使えて、調べたい漢字がすぐ表示されるのが面白いと小学生に好評だそう。
漢検スタート 制作:Imagineer Co.,Ltd.
読み、部首、四字熟語…苦手を診断してくれる
小学校全学年向き。
日本漢字能力検定が提供する漢検対策アプリ。
練習用の「ドリル」と実際に出題された問題に挑戦できる「模擬検定」、適切な級をチェックできる「実力診断」の三種類がある。
10級から5級までドリル8000問が無料で利用できるため、全国の塾や学校でも導入されている。
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三省堂国語辞典 第七版 制作:物書堂
紙の辞書のようにパラパラめくれるのが好評
小学校全学年向き。
1960年の刊行以来、発行部数1000万部を超える定評ある辞典のアプリだ。
書籍は3,132円するが、アプリなら半額近く安く買える(1,700円)。
「あ」から「わ」までのインデックスを見ながら、ページをパラパラめくって辞書を引くことができる。
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オノマトペ 制作:VASILY, Inc.
擬態語・擬音語がわかるようになるアプリ
小学校全学年向き。
音や様子を表す言葉「オノマトペ」。
このアプリは「ザーザー」や「ドンドン」など21種類のオノマトペのニュアンスをアニメーションで表現。
子供が視覚的に言葉の面白さを楽しめるようになっている。
それぞれの語感を楽しみながら、言葉への興味を育むことができる教育アプリだ。
iOSのみの対応。
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算数
算数の勉強は、紙とペンしか無かった時代では考えられないほどの劇的な進化を遂げている。
手書きの数式を自動計算してくれたり、コンパスが無くても円が書けたりする。
筆算の練習も、アプリを使えばどこでもできる。
計算クイズアプリは「何面までクリアしたらごほうび」と、ゲームをより楽しませるひと工夫を与えてあげると、数字により親しみができるだろう。
ひたすら計算をさせる塾に通わせるのもいいが、このようなアプリを使い、余った時間を有効に使うのもよいだろう。
Tap4Ten 制作:eit social ware
パズル感覚で計算がグングン強くなるすごいアプリ
小学3、4年生向け。
4つの数字と「+」「-」「×」「÷」を組みあわせて10を作るだけというシンプルなアプリ。
切符の数字や車のナンバー遊びのようなことができるのだ。
イージー、ノーマル、ハードと3つの難易度がある。
旅先や移動中の電車の中など、ちょっとした時間にパズル感覚で計算力を鍛えられる。
シンプルだけど、強烈に脳みそを揉みほぐされるような感覚を感じる大人にもおすすめのアプリ。
iOSのみ対応。
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子供算数(androidのみ) 制作:Bee studio
低学年向き。筆算が練習できるアプリ
小学1、2年生向き。
2桁の足し算、引き算、掛け算、割り算や時計の学習も用意されている小学校低学年向けのドリルアプリ。
毎日の学習成果を記録することもできる。
図でわかりやすく説明してくれて、問題数や難易度を設定できるところがいいと小学生にも好評のアプリ。
2048 制作:Ketchapp
単純なルールなのに難解で癖になる
小学3、4年生向け。
4×4のマスに数字が出てきて、画面をずらして2+2=4、4+4=8という要領で同じ数字のタイルをどんどん重ねていき、最終的に2048を作るという数字ゲーム。
数字をどのように配置するかが勝負の決め手だ。
世界で大ヒットしたアプリで、もちろん大人も楽しめる。
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※Androidは該当開発会社のアプリはございませんが、このアプリの元祖Gabriele Cirulli氏が制作したアプリのリンクを掲載します(内容はほぼ同じです)。
Geometry: Constructions Tutor 制作:Bytes Arithmetic LLC※ipadのみ
図形の作図が苦手な子にぴったり
小学3、4年生向け。
画面内でコンパスや定規が使えるアプリ。
垂直二等分線や二等辺三角形などの作図の仕方も遊び感覚で学べる。
見本を見ながら作図にトライでき、コンパスや紙が手元になくても作図ができる点が非常に良いと小学校の先生にも好評。
iPadのみの対応。
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MyScript Calculator 手書き電卓 制作:MyScript
計算機いらず!手書きの数式を自動計算してくれるアプリ
小学校全学年向け。
画面に数式を手書きすると、数字や記号が認識されて、自動的に計算してくれる計算アプリ。
整数、少数、分数などの基本的な四則演算のほか、累乗、平方根、指数などにも対応している。
9×?=63と書くと7が浮かび上がってきて面白い。
計算式が嫌いな小学生でも、これで遊べばきっと計算が好きになるだろう。
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理科
理科の学習アプリは、主に教科書だけではいまいち理解できない部分を、動画やアニメーションで補足するものが多い。
特に実験では表現できない地球の仕組みなどは、アプリで見るほうが圧倒的に理解が深まるのだ。
映像で見るとしっくり来るという子どものために、役立ちそうなアプリを探してみるのも面白いだろう。
電気はどうやって作るのか 制作:CRAYON BOX Inc.
電気の活躍を実感できるアプリ
小学校1、2年生向け。
燃料を燃やして、作った電気で音楽を流したりさまざまな装置を使って電気で遊べる仮想実験アプリ。
説明は英語なのだが、指示をしてくれるのでとてもわかりやすく、電気がどうやって作られるのかを学ぶことができると小学校の先生も太鼓判。
iOSのみ。
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元素図鑑 制作:Touchpress Limited
記号を無理やり覚えて終わりがちな元素を視覚化!
小学校5、6年生向け。
ベストセラーになった『世界で一番美しい元素図鑑』のアプリ版。
金や鉄などの金属をはじめ、元素が視覚化されているので元素の美しさを感じることができる。
中学校で習う元素は記号だけを覚えて終わってしまいがちだが、このアプリで小学校のうちに親しむとイメージを広げやすくなるだろう。
iOSのみ。
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EarthViewer 制作:Howard Hughes Medical Institute
大陸移動がアニメーションでわかるアプリ
地球儀が現れ、最近から数億年前の大陸の形や一までを振り返ることができるアプリ。
日本が大陸の一部だったなど大陸の動きを見られる。
英語表記なのが難点だが、大陸移動をアニメーションで見ることができる貴重なアプリとして小学校・中学校の先生にも好評のアプリだ。
NHK 古代モンスター 進化中! 制作:NHK (Japan Broadcasting Corporation)
古代生物がゆるキャラ化で遊びながら楽しく学べる
小学校全学年向け。
5億年前に実在した古代モンスターの遺伝子をゲットして、さまざまな生物へ進化させる育成ゲーム。
恐竜やシーラカンスなど、130種類ものモンスターに進化できる。
NHKスペシャル「生命大躍進」などのテレビ番組と連動して作られた。
テレビに参加しているような感じで楽しいと小学生にも好評のアプリなのだ。
社会
小学校や中学校では社会科の学習アプリとしてGoogle mapやGoogle Earthを活用するケースが増えつつあるようだ。
かつては地図帳や資料集を利用していた社会科の勉強も、アプリによって変わりつつある。
気楽にクイズ形式で歴史を学べるものや、まるで博物館に社会科見学をしている気分になるようなアプリまでさまざまだ。
Google Earth 制作:Google, Inc.
全国の学校の授業でも大活躍中の定番アプリ
小学校全角年向け。
地球儀を指で転がすように自由に世界を飛びまわり、世界を楽しむことができる、中学校や高校など地理の授業ですでに使用例が多いアプリ。
都市や地名を覚えたり農業地帯や工業地帯、世界の山脈や川を空から見られたりと豊富な機能を搭載している。
自分が住む街を探索したり、旅行前に家族でバーチャル下見など、勉強以外にもいろいろ使える。
普段からこのアプリを触らせておくと、子供が知らず知らずのうちにグローバルな視点を持つ大人に育つ素養ができるかも。
イラストと動画で学ぶ社会科 制作:帝国書院
社会科教科書のコンテンツを続々追加予定の注目アプリ
小学校3、4年生向け。
教科書会社である帝国書院が開発した学習アプリ。
庄内平野の米作りに特化した学習コンテンツだったが、2016年6月3日のアップデートで社会科で取り扱う産業や自然をすべて網羅するアプリに生まれ変わった。
今後のアップデートで随時学習コンテンツが追加されていく予定だ。
小学校の学習指導要領に沿った内容で、絵による解説やインタビュー動画、ゲーム、問題など豊富なコンテンツが用意されている。
社会科見学のような感覚でさまざまな角度から学ぶことができると、学校の先生にも大好評のアプリだ。
iOSのみ。
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日本の歴史人物クイズ 制作:Chifumi Fujii
偉人がクイズになった!
小学校5、6年生向けアプリ。
“鎌倉幕府を築いた人物は誰?”“第96代天皇にして南朝の初代天皇は誰?”など、日本の天皇や武将、文学や芸術分野における人物についてクイズが出題される。
隙間時間など短い時間で効率的に学べると学校の先生も評価する学習アプリだ。
地図記号クイズ 制作:Ys-heart Co.,Ltd
一度やれば、もう忘れない?
小学3、4年生向け。
地図記号を学ぶことができるアプリ。
50個以上の地図記号がランダムで出題され、4つの中から正しい地図記号を選び、正解しなければ次の問題に進めない仕組みだ。
答えが正解か、間違っているかすぐに判定されるので、子供が覚えやすく作ってあり、ゲーム感覚で楽しめる点が小学校・中学校の先生から評判のアプリ。
iOSのみ。
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キョリ測 制作:Mapion Co., Ltd.
キロメートルの感覚が身につくアプリ
小学校全学年向け。
地図にポイントを打ってかんたんに距離が測れる無料の距離測定アプリ。
学習の際はいろいろな場面で使うことになる地図だが、このアプリを使うと実際の距離感を数値で把握できる。
授業や宿題など資料活用が求められる場面でとても役に立つ。
英語
英語と学習アプリの相性は抜群だ。
アプリを使えば、単語の読み書きだけでなく、発音や文法まで効率的に学ぶことができる。
小学生のうちから英語に馴染ませる環境を与えるという意味でも、アプリを利用するのは賢い選択だろう。
英語発音アプリ道場 制作:WAO CORPORATION
判定されるから真剣に話せる!
小学校全学年向け。
小学生から学べる発音判定アプリ。「ant」「bag」など単語の音声を聞いた後に続いて真似をするだけで、英語の発音として正しいかを4段階で評価してくれる。
学習範囲が広く、小学校から高校までの単語が学べるようになっている。
親子で一緒に英語の発音に挑戦して、ネイティブの英語を手に入れよう。
iOSのみ。
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Duolingo 制作:Duolingo
世界で一番ダウンロードされている言語教育アプリ
小学校5、6年生向け。
毎日5分のクイズ感覚で英語力が身につく、小学生から大人まで使える無料のオンライン英語学習教材。
リスニングやスピーキングのほか文法、語彙などをゲーム感覚で学べる。
ステージをクリアすれば、リンゴットと呼ばれるポイントが付与される。
文法の部分は少し難しい部分があったりするので、ぜひ親子で挑戦しよう。
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図工
絵を書くのはもちろん、パラパラ漫画や物語が作れたりと、子どもの創造性を掻き立てるアプリが数多く用意されている。
我が子が何かを作ることに夢中になる姿は美しいものだ。
日進月歩のアプリの世界。子どもの創造性を育むアプリは無いか常日頃からチェックしてみるとよいだろう。
ストップモーションスタジオ 制作:CATEATER, LLC
写真でパラパラ漫画が簡単に作れるアプリ
小学校全学年向け。
パラパラ漫画のようなコマ撮りの動画を簡単に作成できる。
音楽や背景画像なども挿入可能で、シンプルな操作でクオリティの高いコマ撮り動画を作ることができるのだ。
これがきっかけで未来の映像作家が生まれるかもしれない。
子供の創造性を掻き立てる素晴らしいアプリだ。
粘土などで家庭でもクレイアニメ作りに挑戦して、夏休みの自由研究としても良い。
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Puppet Pals 2 制作:Polished Play, LLC
ストーリーを創る力が身につくアプリ
小学校全学年向け。
自分だけのストーリーが作成できる人形劇アプリ。
場所や乗り物、音楽などを選んでストーリー作りを楽しめる。
録画モードでは、人が話すスピードに合わせて人形の口も動くなど、細かな動作も表現でき、非常に完成度が高い。
大人になると、ビジネスシーンで商品を売る際にストーリーを作る力が問われることがある。
小学生のうちから、伝えたい思いを物語にする経験に親しむのにぴったりのアプリなのだ。iOSのみ。
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おかしの家をつくろう!-お仕事体験知育アプリ 制作:KidsStar Inc.
パーツを飾ってオリジナルのお菓子の家を作ろう
小学校1、2年生向け。
クッキーやチョコレートなど、さまざまなお菓子を使って自分だけのお菓子の家を作ることができるアプリ。
屋根やドア、窓、壁、庭と順番にお菓子のパーツで飾るのだ。
子供の自由な発想を受け止めてくれて、認められる喜びも教えてくれるアプリだ。
Quiver 制作:3D Coloring App Puteko Limited
塗った絵が動き出す!進化版ぬりえ
小学校1、2年生向け。
3Dが楽しめるぬり絵アプリ。Quiverの公式サイトにある動物や乗り物の中から好きなものを選び、プリンターで印刷する。
クレヨンや色鉛筆などで色を塗って、完成した絵にアプリをかざすと、なんと画像が浮き上がって、自分が塗ったキャラクターが動き出すのだ。
低学年のこどもであれば、ぬり絵の進化版として大ハマリすること間違い無しだ。
おわりに
いかがだっただろうか。
あなたも小学生のころにハマったものや大好きだったものは深く記憶に残っているに違いない。
子どもにアプリを通して色々な体験をさせて、自分の子どもが何が得意で、何が苦手で、何が好きで、何が嫌いか。
注意深く観察して、学習に役立ててほしい。
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