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線香花火は国産がスゴい! 長持ち&明るさで選ぶならズバリこの一本

線香花火は国産がスゴい! 長持ち&明るさで選ぶならズバリこの一本

一度は体験したい極上線香花火
夏も終わりに近づいたころ、一回はやっておきたいと思う線香花火。

このページを開いたあなたは、とにかく線香花火を最高に堪能したいと思っていることだろう。

お任せいただきたい。

今回はこくまろトレンディが選ぶ“極上”の線香花火をご紹介する。

今年の夏は最高の線香花火でムーディに夏の終わりを締めくくろう。

線香花火で盛り上がりたいなら国産を選べ!

中国製の輸入花火とは大きさや明るさが全然違う
通常、20本で100円ほどと圧倒的に安い中国製の線香花火。スーパーで売っているのは大抵コレだ。

オレンジ色の炎で、「散り菊」→「松葉」→「牡丹」→「蕾」と言われる4段階の起承転結があるのは同じなのだが、中国製は燃え方のメリハリが弱く、国産とは迫力がぜんぜん違うのだ。

国産線香花火と比較すると、火力の大きさや線の太さもコンパクトで炎の明るさも暗めだ。

さらに燃焼時間も国産線香花火の「散り菊」状態は2分以上続くこともあるのだ。

ではどれを買えばいいのか

ということで線香花火を目一杯楽しむならば国産を買いなさいということになるのだが、国産の線香花火は職人が1本1本作る希少品なのだ。

フラッとスーパーに立ち寄って買えるものではないが、Amazonなどネット上のオンラインストアで購入可能なので、夏の終わりに備えて先に買っておいてもいいかもしれない。

牡丹桜 20本入り
牡丹桜

国産和紙で作られた見た目の美しさが最高の線香花火。力強さとともに可憐な松葉が魅力的。

20本で1,000円とお値段は張るが、最高の線香花火をじっくり堪能したいならコレを買いたい。

大江戸牡丹 10本入り
大江戸牡丹

大きな蕾が特徴的で延々と見つめていたくなる魅力を秘めた線香花火。

調合に細部までこだわり、繊細なフォルムを完成させた。

4段階の起承転結の燃え方を誰でもきれいに堪能できる、さすが国産線香花火といった貫禄のある高級品。

線香花火の元祖がスゴい

国産線香花火 西の線香花火 スボ手牡丹
スボ手線香花火

300年変わらない線香花火の原型。

線香花火はもともとワラスボの先に火薬を付け、それを香炉に立てて火をつけて遊んでいたことが始まりだと言われており、ワラスボのスボをとって「スボ手線香花火」と呼ばれる。

わらの先に黒い火薬がむき出しについており、点火と燃焼時は花火の先を下ではなく斜め上にするのが特徴。

線香花火
スボ手線香花火は、斜め上に持っていないと火がすぐに落ちてしまう。

今では国内で唯一「筒井時正玩具花火製造所」がスボ手線香花火の製造を行っている。

線香花火の元祖ということで古い時代に思いを馳せるのも楽しい。

TIPS!線香花火を長く持たせる持ち方
線香花火は地面に垂直に垂らすのではなく、斜め45度の角度でなるべく揺れないようにキープするのがコツだ。自らの重みで火の玉が落ちづらく、長く持たせることができる。

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燃え方に起承転結があり、日本人の心を和ませてくれる線香花火。

製造コストなどから輸入花火に押され、国産の線香花火製造は次々に廃業に追い込まれる時代があった。

しかし、伝統の技を守り後世に伝えたいとの思いから、2000年頃から職人たちが修業を兼ねて復活、輸入品にはない国産線香花火本来の美しさが再び楽しめるようになったのだ。

現在、国産線香花火を製造しているのは国内で3社だけ。

一生とも表現される4段階に姿を変える演出の美しさ、そして特徴でもある美しい黄金の光を表現するべく、各社技を追求しているという。

国内花火シェアの9割が中国からの輸入に頼る中、国産線香花火は希少な存在だが、一度使った人がリピートするケースが多く、人気はかなり高まっているそうだ。

今年の夏は国内産線香花火で、美しい花火を楽しんで花火業界に貢献してみてはいかがだろうか。

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