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佐野研二郎の事務所写真まとめ―江川達也氏「無個性で無人格、無味乾燥な白い部屋」

佐野研二郎の事務所写真まとめ―江川達也氏「無個性で無人格、無味乾燥な白い部屋」

江川達也氏につまらんと言わしめた話題のデザイナーのオフィス
漫画家の江川達也氏が、デザイン盗用騒動の渦中にいる佐野研二郎さんの事務所について言及した。

ネット記事で見ただけで、信頼性はわからんが、好みから言えば、この事務所のデザインはセンスがないと感じる。「つまらんデザイン」だ。

まず、江川達也氏につまらんと言わしめた佐野研二郎氏の事務所の写真を先にご覧いただこう。

白基調でインダストリアルな空気が漂う。 引用元:http://www.archdaily.com/271614/mr_design-office-schemata-architects 写真:Takumi Ota
白基調でインダストリアルな空気が漂う。
引用元:http://www.archdaily.com/271614/mr_design-office-schemata-architects
写真:Takumi Ota

廊下に並ぶ椅子まで一貫して白で統一している。 引用元:http://www.archdaily.com/271614/mr_design-office-schemata-architects 写真:Takumi Ota
廊下に並ぶ椅子まで一貫して白で統一している。
引用元:http://www.archdaily.com/271614/mr_design-office-schemata-architects
写真:Takumi Ota

画面中央の穴は滑り台の出口。別室から飛び出して登場できる。 引用元:http://www.archdaily.com/271614/mr_design-office-schemata-architects 写真:Takumi Ota
画面中央の穴は滑り台の出口。別室から飛び出して登場できる。
引用元:http://www.archdaily.com/271614/mr_design-office-schemata-architects
写真:Takumi Ota

大きな白いランプが印象的な会議スペースだ。 引用元:http://www.archdaily.com/271614/mr_design-office-schemata-architects 写真:Takumi Ota
大きな白いランプが印象的な会議スペースだ。
引用元:http://www.archdaily.com/271614/mr_design-office-schemata-architects
写真:Takumi Ota

白い照明と白い机と壁に掛けられた一直線に伸びる道の写真。 引用元:http://www.archdaily.com/271614/mr_design-office-schemata-architects 写真:Takumi Ota
白い照明と白い机と壁に掛けられた一直線に伸びる道の写真。
引用元:http://www.archdaily.com/271614/mr_design-office-schemata-architects
写真:Takumi Ota

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徹底的に白を基調にし、究極のミニマルを表現したともいえるデザインだ。

一般人から見れば、この一見してコンクリート剥き出しな感じと、細部まで白を取り入れてデザインされた事務所に「カッコイイ!」と思ってしまう人も多いだろう。

しかし、江川達也氏はこの白基調のデザインに対し、「才能のない人の仕事場だと感じる。無能な空気が漂う。自分なら金があってもこんな事務所なんか作らない。」と一蹴した。

この事務所を見ただけで才能の無さを感じるというのは、同じクリエイターとしての直感だろうか。

だが、江川氏は、この事務所のデザインが生む違和感について分析し、持論を展開。

こういうのがオシャレならば、俺はオシャレが大嫌いだ。デザインを作ってる空気を感じない。こういう部屋では、ものづくりがしにくい。
むしろ、「Mr.Copy&Past」という会社名だと、この事務所のデザインにしっくりくる。クリエイトする空気じゃなく、コピペする空気にはピッタリはまる。どんなものでもコピーできる無個性な空間だ。

また、次の意見が大変興味深い。

自分の色は一切出さず、自分の創造性はカケラも出さず、何でも、注文どおり、探して、コピー、ペイストする無個性な無人格な無味乾燥した、どんな色にも染まる白い部屋。

この意見には、デザインを知らない人間であっても、おお、なるほどという感触があるかもしれない。

確かに白という色から個性はどうしても感じられないのだ。

この白という色から江川達也氏が感じたのは、血と汗をにじませながらモノ作りをするというより、どこかにある有り物のデザインを組合せて、サラッと完成させるような空気に感じたに違いない。

また、この事務所にはそういう労働意識を持った人間が集まってしまうのではないか、ということにも言及している。

自分の色が出た瞬間、クリエイティブが出た瞬間、使いにくい人になって仕事が来なくなるのに怯える空気を感じる仕事場だ。

まさにそのものズバリ、うむそうかもしれないと納得してしまうような意見だ。

確かに、この事務所で服を絵の具まみれにするような人は絶対嫌われるに違いない。

そんなに汚さないでデザインしようよ、という空気は感じてしまうのだ。

今回の江川達也氏の意見でハッとさせられたデザイナーの方は多いかもしれない。

あなたの通う事務所は果たして何色だろうか。

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