
楽天は何人が経営してるのか分からない会社
マツコ・デラックスが2014年4月7日放送の「5時に夢中!」(TOKYO MX)で、楽天市場での鯨肉販売禁止に「楽天はそういう会社」「そこが日本のネットショップ最大勢力なのは不幸」とコメントした。
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マツコ・デラックスは何故楽天市場を酷評したか
番組では、楽天が運営するネット通販「楽天市場」が、国際司法裁判所(ICJ)の判決を踏まえて、鯨肉やイルカ肉の販売を全面禁止にする通達を出したことを紹介。
楽天が通達を出したのは2014年4月1日。
楽天市場の出店店舗すべてを対象としたガイドラインをメールで送信し、鯨肉を「禁止商材」に加えたことを通知。4月30日までに該当商品を削除するよう求めている。
楽天の鯨肉全面禁止は過剰反応
しかし国際司法裁判所(ICJ)は南極海での漁を中止したに過ぎず、調査捕鯨自体を否定したわけではない。
ICJの判決は実際の捕獲数が捕獲枠よりも少ないことを「非科学的」と批判しただけで、実は日本の調査捕鯨自体は「科学的研究の性格を持つ」と一定の理解を示しているのだ。
さらに、日本国内に流通する鯨肉のうち、南極海産は2割程度。残りの8割程度はネット通販で販売されていても何ら問題はないのである。
楽天が全面的に販売を禁止することに対し、調査捕鯨に従事する捕鯨組合が「過剰反応だ」とため息をついているのである。
司会のふかわりょうから「マツコさんも過剰反応だと思われますでしょうか」と問われると、マツコは「んー、でも、(楽天は)そういう会社じゃない。元から」とバッサリ。
「何人(なにじん)が経営してるのか分かんないような会社じゃない?公用語、英語でしょ。あと、おっしゃってる事もなんかも、どこの国のアイデンティティから出てる発言なのか、不思議なくらいぶっ飛んだ方だから」と楽天に対する印象を語っている。
続けて「でもそこが、日本のネットショッピング業界で最大勢力になってしまったことが不幸なんだけど、しょうがないわ、そこでは(もう鯨肉などは)売れないと思うしかないよ。業者のほうの人が。そういう会社よね?」と語った。
評論家「楽天は世界に進出するのだから『鯨の肉を売るのはまずい』と判断したのでは」
なお、評論家の屋山太郎氏は「楽天は世界に進出するのだから『鯨の肉を売るのはまずい』と判断したのだろう。流通業としては仕方ない。ICJの不合理な判決の犠牲者だ」と同情的な見方を示している。
グローバル進出を意識した楽天側のいっぽう的な判断は、われわれ日本人の感覚からいうと違和感を感じてもしようがない。
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