Read Article

『おんな城主 直虎』脚本・森下佳子氏が今の大河ドラマに思うこと

『おんな城主 直虎』脚本・森下佳子氏が今の大河ドラマに思うこと

脚本は『ごちそうさん』の人
NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』の脚本を担当するのは、ヒットメーカーの森下佳子(もりした よしこ)氏。

1971年大阪生まれで連続テレビ小説『ごちそうさん』で第32回向田邦子賞/第22回橋田賞を受賞するなど、ドラマや映画でヒット作を手がけ、人物描写に定評のある脚本家だ。

森下氏は、柴咲コウ演じる井伊直虎について、

「柴咲さんの尼姿は想像通りの美しい姿だったのですが城主姿には度肝を抜かされた(笑)」という。

ポスターのビジュアルにもなっている凛々しい城主姿は、なんとも不思議な雰囲気だ。

登場人物が初めて城主姿を見たリアクションを想定しつつ、脚本を手直しするなど、大河ドラマ初挑戦となる森下氏自身も刺激を受けながら制作に臨んでいるという。

『おんな城主 直虎』のタイトルはどう決まったか

森下氏は『おんな城主 直虎』というインパクトの有るタイトルについて決め方に紆余曲折があったという。

まず人の名前が入っている方がいいなと思ったという。

というのも有名な人では無いので何をやった人なのかがわかるように“城主 直虎”と一緒に並べたのだという。

はじめ“おんな”は“女”で漢字だったそうだが、「女城主」だと“じょじょうしゅ”と読まれてしまう恐れがあったためひらがなでいこうということになったとか。

[ad#ad-1]

今の大河ドラマは「歴史を正しく伝えるべき」と押しつけられている部分がある

大河ドラマの脚本は初挑戦となる森下氏。

一年間どんな物語を紡いでいくのだろう。

森下氏はこう考える。

「今、大河ドラマが“歴史を正しく伝えなくては”と押しつけられた漢字がして息をしていないように見える部分があった」という。

もっとエンターテイメント性の高い、ゴージャスなドラマを作るために選んだ歴史という舞台に縛られているように思えるのだとか。

初心にかえって、大河ドラマがもう少し息ができるというか、小難しいことを考えずにドラマとして楽しめるものにしたいと思っているそうだ。

直虎を通して視聴者に伝えたいこと

森下氏は『おんな城主 直虎』を通して伝えたい事があるという。

「直虎はAかBかと選択を迫られたときに全く別のCとかDを考えられる人。答えはひとつじゃないんだということをお伝えできればと思っている」という。

2017年の大河ドラマを華々しく飾る森下氏の描く世界に、期待が膨らむ。

URL :
TRACKBACK URL :

LEAVE A REPLY

*
*
* (公開されません)

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

Return Top