期待の若手俳優、菅田将暉の魅力に迫る!
2014年公開のコメディ映画『海月姫』で、美しすぎる女装男子を演じている菅田将暉(すだまさき)。
菅田将暉は経営コンサルタント・放送ジャーナリストの菅生新(すごうあらた)氏の息子。
2008年「第21回ジュノンスーパーボーイコンテスト」でファイナリスト12人に選出。このコンテストがきっかけで、芸能界に進むことを決めたという。
もはや青春映画には欠かせない顔になっており、今最も期待される若手俳優だ。
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映画『チョコリエッタ』の魅力
2015年1月17日公開の映画『チョコリエッタ』も、青春真っただ中で自我や人生を模索する作品だ。
「台本には、この役をほかの役者さんに取られたら悔しいと思うほど、魅力的なシーンがいっぱいでした」という菅田。
何かにあらがう反骨心みたいなものが感じられ、アイデンティティを探してもいる点に惹かれたという。
物語は、不機嫌そうな顔をして心を開かない少女・チョコリエッタこと知世子(森川葵)と、高校の映画部の先輩・正宗(菅田将暉)の居場所探しの旅を描いたストーリー。
さまざまな出来事や人々に遭遇しながら、正宗にとっては知世子を主人公にして映画を撮る旅なのだ。
「抽象的な表現になってしまうけれど、撮影中は自分がどんどん壊されていく日々でした。息をしづらくなる感覚というか…。」
菅田は、「正宗その人になりつつあったのかな」と撮影の日々を振り返る。
夢か現実か。透明で脆い、不思議な空気が漂う。
風間志織監督の、巨匠フェデリコ・フェリーニへのオマージュから生まれた作品なのだという。
また、知世子役を演じた、森川葵に対しても菅田はこう評価する。
「大人になりきっていない10代のチョコリエッタは、森川さんでないと演じられなかっただろうなと思います」
撮影現場ではとにかく森川葵にいかに好きなようにやってもらうかを考え、何でもかなえてあげたという。
正宗としてはおせっかいかもしれないが、僕が監督だったらきっとそうするだろうと思ったという。
森川が『甘いモノを食べたい』と言えばコンビニへ走ってお菓子を買い占めたりしたという。
「スタンド・バイ・ミー」と比較して思うこと
菅田将暉がロードムービーというと真っ先に浮かぶのは『スタンド・バイ・ミー』だという。
少年たちがひと夏の冒険を通して大人への人生経験を積む物語だ。
菅田自身も、友達と、自転車で2~3時間の冒険をしていたことがあったという。
「あの映画みたいに、現実にもいろんな出来事が起こるんでんすよね。途中で『あそこに寄りたい』と言いだす人が出てきたり、『もう帰る』って泣きだす人がいたり」
あのときの本人たちは一生懸命。だからこそ面白い。菅田は、「青春って懐かしく思い出すものなのかもしれない」という。
本名を叫びたい!?
本作には、正宗が腹の底から大声で自分の名前を叫ぶシーンは、かなり印象的だ。
「名前を叫びたくなることはあります。もしかしたら毎日、毎秒、どこか存在をアピールしたい衝動に駆られているかもしれない」という菅田。
実は、芸名の菅田将暉に関しては、自分でもよくわかっていないのだという。
そのうえ作品ごとに違う役名もある。だから、常に本名(菅生大将(すごうたいしょう))を思い切り叫びたい気持ちは抱いているのだという。
2009年、ボーイズコンテストをきっかけに芸能界入り。
『仮面ライダーW』でデビューし、連続ドラマ『35歳の高校生』『ごちそうさん』などに出演。主演映画『共喰い』(2013年)では日本アカデミー賞新人俳優賞ほかを受賞。
2015年3月21日公開の映画『暗殺教室』にも出演する。
菅田将暉 アーティストブック 『 20+1 』
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