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ダークチョコレートに驚愕の効果!高血圧予防&美肌をもたらす“ひとかけら”の効能

ダークチョコレートに驚愕の効果!高血圧予防&美肌をもたらす“ひとかけら”の効能

ダークチョコレートの驚愕の効果に迫る!
昔からチョコレートを少しでも食べると元気になることから、原料のカカオは「神の食べ物」という学名を持つほど不老長寿の妙薬として珍重されてきた。

チョコレートには気分を落ち着けるリラックス効果や、集中力・記憶力を高める効果があることは一般的に知られているが、ダークチョコレートにはもっとすごい健康効果があるということをご存知だろうか。

今回は話題のダークチョコレートの驚くべき効果と、1日どれくらい食べたらいいのか?などの食べ方についてご紹介しよう。

ダークチョコレートの最大の効果「血圧を下げる」

実はダークチョコレートについては、高血庄を予防&改善できるということで、関連する医学論文が世界中で何と150も報告されている。

たとえば、イタリア(ラフィア大学)では20名の高血圧患者に1日100gのダークチョコレートを15日間食べてもらったところ、血圧が約12mmHg下がったという。

またアメリカ(ハーバード大学)の調査でもダークチョコレートには血圧を下げる効果があるという結果が出ている。

「1日に100gのチョコレートってどんだけ!」と思ってしまうが、ほんの「ひとかけら」で結果が出るという報告もある。

ドイツのケルン大学では、血圧が高め(最高血圧130~160)の男女(56~73歳)に1日にひとかけら(6.3g)のダークチョコレートを18週間食べてもらったところ、平均で最大血圧が2.9mmHg、最小血圧が1.9mmHg下がったという。

日本には現在約4000万人(約3人に1人)、高血圧の人がいるといわれている。

あらゆる生活習慣病のリスクを高める高血圧を、ダークチョコレートを食べることで予防&改善できるのだから素晴らしいのである。

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ダークチョコレートが血圧を下げる仕組み

鍵となる成分はエピカテキン
東京医科大学病院循環器内科の椎名一紀先生によると、「血圧の降下作用にはチョコレート原料のカカオ豆に含まれるポリフェノールの一種、『エピカテキン』が重要な働きをしている」という。

エピカテキンはぶどうやりんご、緑茶などにも含まれているが、食品の中では、ダントツでカカオに多く含まれている。

ダークチョコレートのエピカテキンが高血圧抑制を促すメカニズム

ダークチョコレートを食べると小腸でエピカテキンが吸収されて血液中に流れ込む
ダークチョコレートを食べると小腸でエピカテキンが吸収されて血液中に流れ込む

血管の収縮と拡張をつかさどる血管内皮細胞にエピカテキンが浸透して働きを活性化する。 その結果、血管が拡張、血圧上昇を抑える
血管の収縮と拡張をつかさどる血管内皮細胞にエピカテキンが浸透して働きを活性化する。
その結果、血管が拡張、血圧上昇を抑える

チョコレートを食べることで小腸でエピカテキンが吸収されて血液中に流れ込む。

すると、血管の収縮と拡張をつかさどる血管の内皮細胞に取り込まれ、活動を活性化する。

その結果、血管が拡張し、血圧の上昇を抑えることができるのだという。

血管のアンチエイジングに役立ち、美肌に効果大

ダークチョコレートを食べることによるもう一つの大きな効果として「美肌になる」というものがある。

チョコレートを食べるとニキビができるなどと、一般的にチョコレートは美容の天敵のようなイメージがあるが、一体どういうことなのだろうか。

ここでも鍵になる成分はエピカテキン

実はエピカテキンには悪玉コレステロール(LDL)の酸化を抑え、動脈をしなやかにして動脈硬化を防ぐ働きがあることもわかっている。

女性は女性ホルモンの作用で、閉経までは血圧やコレステロールの上昇が抑えられているが、更年期以降は男性と同様のリスクを負わなくてはいけなくなる。

そのため、女性にとってチョコレートをうまく取り入れて健康を維持するということは非常に重要な事なのだ。

前述の椎名先生によると、エピカテキンには動脈に限らず体中の血管をしなやかにする働きがあるという。

血液が順調にすみずみまで流れるのだから、美肌を守るといううれしい効果も期待できるという。

では、どのダークチョコレートをどれくらい食べればいいのか?

チョコレート
ポイントはダークチョコレートを1日に6.3g

さて、ここまでダークチョコレートに豊富に含まれるエピカテキンという成分が血圧を下げ、血液の流れを活発にして美容に効果があるところまでご紹介した。

それでは、どのダークチョコレートをどれくらい食べれば一番効果が高いのだろうか。

数あるチョコレートの中でも、エピカテキンが豊富で血管のアンチエイジングに役立つのはカカオ成分が70%以上の「ダークチョコレート(メーカーによってビターチョコレート、ブラックチョコレートの呼称も)だ。

明治 チョコレート効果シリーズ

ダークチョコレートはミルクを含まず、低糖だけど、脂肪は高めなのでくれぐれも食べすぎには注意しなければならない。

前出の研究報告にもあったように1日に6.3g(ひとかけら)で十分なのである。椎名先生によると、少しでいいので毎日の習慣にすることが大事だという。

なお、チョコレートのような嗜好品の摂取量は1日に200kcal以内が望ましいとされている(板チョコなら2/3~1/2枚まで)。

「高血圧の方にとって、最高血圧を2下げるだけで、脳卒中の罹患(りかん)リスクを約6%、虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞)を約5%減らすことができます。わずかな数値でもその効果は大きいのです」(椎名先生)

ティータイムのお供をダークチョコレートにして、おいしく健康を維持したい。

ただし、チョコに頼って飲酒、喫煙、高カロリーな食事をしては全く意味が無い。バランスのよい食生活を心がけたいものである。

アレルギーがある人や現在高血圧の治療中の人は医師と相談してから、ダークチョコレート生活にトライしてみてはいかがだろう。

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