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奥山佳恵がブログで綴った次男のダウン症の葛藤と家族の絆

奥山佳恵がブログで綴った次男のダウン症の葛藤と家族の絆

奥山佳恵、次男・美良生(みらい)くんのダウン症との戦い
女優・奥山佳恵さんは2001年10月、6歳年上のヘアメークアーティスト・稲葉功次郎さんと結婚。

翌2002年6月に長男を出産し、37歳となった2011年9月28日に第2子となる次男・美良生(みらい)くんを出産した。

そして2013年3月のブログで、次男がダウン症であることを公表。

2014年10月6日放送のTBS「私の何がイケないの?SP」(後7・00)では、奥村さんが出演し、現在3歳になる次男がダウン症であることをテレビで初告白した。

今回は、奥村さんが次男のダウン症をテレビで告白するに至った心の葛藤と家族の絆を、奥村さん自身が綴ったブログからご紹介する。

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「小さな体で大きな声で、なぜか『イェーーーイ!!』って泣いていました。」

2011年9月28日、午前5時40分。第2子となる次男・美良生(みらい)くんが誕生した。

2350g。母子ともに健康。予定日よりも1週間早い出産だった。

ブログでは、「ポコちゃんは、男の子でした!我が家のかわいい次男坊です!」と男児の似顔絵と写真を掲載。

「泣き声はとっても立派だったよ。小さな体で大きな声で、なぜか『イェーーーイ!!』って泣いていました。笑『イェーーーイ、イェーーーイ』と泣きながら産まれてきたポコちゃん。明け方の出産だったので、家族みんなに見守られての『自宅出産』が出来ました!ありがたいくらいに安産な、『ちゅるるん出産』でした!(´∀`)1時間20分という『超』特急出産だったのにも驚いた」と振り返り、「ポコちゃんのちいーちゃな指を握るたび、ポコちゃんがおっぱいを吸うたび、感動。産まれてきてくれて、ありがとう。私をまたママにしてくれて、ありがとう」と喜びをかみしめていた。

奥山さんは次男を出産するにあたり、かねてから自宅での出産を希望していた。

自宅で出産するには、胎児の推定体重が2300gを超えることが条件になっていたが、エコー検査の結果、胎児は2340gとなり、自宅出産の許可が下り、念願の自宅出産が実現した。

さらに、「9年ぶりの出産で不安が無い訳ではないけれど、自分の1番リラックス出来る場所で1番リラックス出来るスタイルでBABYに会えたら良いなと思っています」と記していた。

2013年3月、ブログ上で次男がダウン症であることを初告白

奥山さんは、2013年3月の自身の誕生日に更新したブログで、美良生くんが『心室中核欠損症』という心臓の病気を患って生まれてきたことや、生後1ヵ月の検査でダウン症だと告げられたこと、生後約8ヵ月の間に5回も入院し、3回手術を受けたことなどを明かした。

自身のブログでも次男との生活を綴っているが、「いつもニコニコしてて、妖精かと思うぐらい。抱きしめて心のトゲを抜いてもらってます」などと、普段の様子を語っている。

しかし、美良生くん誕生からブログでの告白までの約2年間、奥村さんには大きな葛藤の日々が続いてた。

奥村さんがブログに掲載した自身のイラスト。 掲載元:http://ameblo.jp/okuyama-yoshie/entry-11485174543.html
奥村さんがブログに掲載した自身のイラスト。
掲載元:http://ameblo.jp/okuyama-yoshie/entry-11485174543.html

「世界の色が消えた。とても受け入れられなかった」

ダウン症(ダウン症候群(ダウンしょうこうぐん、英: Down syndrome))は染色体の突然変異のため起こる。知能や運動は通常の子どもより、ゆっくり発達するのが特徴だ。

母親の出産年齢が高いほど発生頻度は増加する傾向にあり、25歳未満で1/2000、35歳で1/300、40歳で1/100。奥山さんが次男を出産した当時、年齢は37歳だった。

次男がダウン症と知った時は、奥山さんは「世界の色が消えた。とても受け入れられなかった」という。

「妖精かと思う」ほど成長がゆっくりな次男

奥山佳恵さんは、2014年の5月5日、都内で映画「チョコレートドーナツ」のトークイベントに登場した際に、当時2歳7ヵ月の次男・美良生(みらい)くんがダウン症であることについて触れた。

同作は、血のつながらない同性愛者の大人とダウン症の子供との愛情を描いたストーリー。

奥山さんは、「息子のことを思いながらこの映画を観ました。成長がゆっくりなだけで、何も心配ないんです」と笑顔を見せ、「不安もありましたが、長男の『かわいい時期をゆっくり見られるから、いいじゃない』という言葉に刺激を受けた。子供に育てられながら、子育てしています」とコメントしていた。

次男の誕生から3年の月日が経った。葛藤がなくなることは無い。

しかし、夫である稲葉さんが「ダウン症の子は決して不幸をもたらすようなことはないとお伝えしたい」と言うように、次男とともに家族は明るく前に進んでいく。

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