日本代表コロンビア戦放送日程
テレ朝6月25日(水)午前5時~
録画放送
NHK総合6月25日(水)午前9時5分~
BS-16月25日(水)午後8時~
BS-16月28日(土)午後9時~
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ラスト15分の攻防が日本の浮沈を分けるコロンビア戦
2014年1月に左膝を負傷し、回復が待たれていたエース、“南米屈指の大砲”ことファルカオの欠場が決定した。
ただ、ファルカオとコンビを組む予定だったFWのグティエレス、ドイツ・ブンデスリーガで得点王争いをしていたFW、ラモス、左利きの司令塔MFハメス・ロドリゲスと攻撃陣は揃っている。
特にハメス・ロドリゲスは左から中に切り込んでくるので、右サイドバックとセンターバックにボランチも加わったコンビネーションでケアしなければならない。そして守備は38歳のジェペス、35歳のペレアと安定しているベテランで固めている。
このチームを率いているのが、ペケルマンだ。
実のところ、監督そのものがコロンビアのストロングポイントと言っていいだろう。母国アルゼンチンのU-20を3度も世界一に導いた名将だ。
勝ち方も知っているし、対戦相手によって戦い方や選手の使い方も変えてくるし、コンディションも含めて国際大会の経験は豊富なのだ。
どこまでやれるかはペケルマン監督の手腕にかかっている。
3戦目となるこの試合、日本もいろいろな角度からスカウティングをして準備するだろうが、ペケルマン監督は大きく変えてくる可能性が高い。
日本としては、その場その場での対応力が問われる試合になるのではないだろうか。
試合会場となるのが、内陸にあるクイアバ。乾燥している土地柄だ。
ボールが失速してしまうため、インターセプトされないように注意したいところだ。
また、3戦目ということもあり、この試合のラスト15分は3試合合計の270分のラスト15分でもある。
ここをどう戦うかで天国にも地獄にもなる。
1点が必要な展開か、そのままでいいのか。逃げ切るために何が必要なのか、マネジメント力が勝負を分けるのである。イメージ的にはどう締めるのか、がポイントになってくるといえるだろう。
日本はコロンビアとどう戦うべきか
状況によって戦い方を変えられるかがポイント
運命の第3戦の相手は、このグループの大本命であるコロンビア。
この試合は第3戦となるため、このときの状況によって戦い方も変わってくるだろう。
日本がいるこのグループは1戦目、2戦目では団子状態になることが予想される。そのため、どのチームにとっても3戦目が重要になってくるのだ。
その上で、日本も負けていられない状況なのか、勝たなければならない状況なのかによって戦い方を変えていく必要がある。
ただどちらにせよ、日本はある程度守りに回らなければならないことが予想される。
中盤からコロンビアの前線の選手を押さえて、中盤の攻防でどれだけ日本のペースで進めることができるかがどうかが重要になるのだ。
相手にスペースを与えないよう。プレッシャーをかけて孤立させて、苦しめていけるような動きができればベストだ。
状況によってはコロンビアも日本に攻めさせてカウンターを狙ってくるような動きをするかもしれない。
そのため、自分たちのリズムでサイドを使って攻めるのと、守ってカウンターを仕掛けるやり方、両方を使いきらなければいけないといえる。
日本の総合力が問われる重要な試合になることは間違いない。
コロンビアのサッカーの特徴は?
うまくて速い攻めが特徴
南米特有のうまさのある攻めをしてくるのがコロンビアの特徴だ。
さらに若い選手が多く、勢いのあるチームと言えるだろう。
2013年のベルギーでの親善試合を見る限りでは、ベルギーの方が、あまり調子が良くなかったこともあって、コロンピアのスピードのある攻撃やテクニックの高さが光っていた。
これまでのコロンビアは1990年代のパルデラマを中心としたショートパスをつなぐチームというイメージが強かった。
現在は監督がアルゼンチン人のペケルマンだから、手堅いところや、縦に速いところも身につけている。
本大会に向けて3バックなどを取り入れる可能性もあるが、基本的には南米特有のゾーンの4バックで、4-4-2や4-3-3が中心になると思われる。
攻撃は負傷中のファルカオの欠場が決まっているが、他にもうまい選手、大きい選手、速い選手と、いろいろと揃っているのがコロンビア。
ファルカオがいなくても怖いチームであることは間違いない。
万が一、エースのファルカオが出場できなくても、フィジカルの強さが特徴のJ・マルティネスなど、代役候補はズラリと揃っているのだ。
コロンビア戦、日本のキープレーヤーは誰か?
現在の調子と安定性から岡崎がカギを握る
重要なコロンビア戦のキープレーヤーは、今シーズン一番調子が良かった岡崎だ。
どの試合を見てもプレーに安定感があるし、決定力という点でも期待できる。
コロンビア戦でも、ここぞというときに決めてくれる可能性は高い。
柿谷にも期待したいが、今シーズンのパフォーマンスには少しガムシャラさが欠けているように見える。
そこが足りなくて、J2の徳島へ行って身につけて、日本代表にまでなったのだから、ガムシャラさを取り戻して、本番に臨んでほしい。
欧州の主要リーグで日本人最多得点記録を更新した岡崎。決定力はもとより、安定感もグンと増した。本大会で楽しみな1人だ。
コロンビアの要注意人物は?
前線を操るハメス・ロドリゲスが怖い
中盤で攻撃を組み立てているハメス・ロドリゲスがコロンビア戦の要注意プレーヤーだ。
彼からディフェンスラインの裏へ良いパスが出て、そこから素早い攻めを展開していく。
フォワードには、ファルカオが出られなくても、フィジカルの強いJ・マルティネス、スピードのあるバッカ、テクニックのあるグティエレス、抜け目のない動きをするA・ラモスなど、多士済済だ。
そのため、彼らの良さをうまく引き出すJ・ロドリゲスのパスには注意を払わなくてはいけないのだ。
それに右サイドのクアドラドやインテルのミッドフィルダーであるグアリンと言った2列め、3列目の選手も積極的に飛び出してくるため、彼らと絡んだ攻撃にも警戒が必要だ。
特にクアドラドは、前線やサイドバックでもプレーできるユーティリティーな選手で、何をしてくるか、どこへ出てくるか分からないところがあるため、彼も要注意選手の1人だ。
いずれにせよ、攻撃面ではタレントぞろいのチームなのがコロンビアなのだ。
FWにタレントをそろえる中で、彼らを生かす巧みな技術を持つJ・ロドリゲスは要注意。いかに止めるかが勝敗を左右するのだ。
16年ぶりに晴れの舞台へ帰ってきたコロンビア
1980年代後半から1990年代半ばにかけてのコロンビア代表はタレントの宝庫だった。
傑出したスター選手たちが躍動していた。独特の風貌と天才的なパスセンスで名高い指令塔カルロス・パルデラマやゴールキーパーのレネ・イギータ。さらにファウスティーノ・アスプリージャ、フレディ・リンコンといった強力なストライカーを擁し、世界中のサッカーファンを魅了した。
その後長く続いた低迷期を脱し、コロンビア代表が16年ぶりに晴れの舞台に帰ってくる。
1998年のフランス大会以来となる悲願のW杯出場だけに、サッカーを愛する国民が寄せる期待には並々ならぬものがある。
アトレティコ・ナシオナルやミジョナリオス、アメリカ・カリなど国際的に知られたクラブチームが所属する国内のプ口サッカーリーグを支えているのは、そんな熱狂的なファンたちだ。
殺気立ったサボーターが大挙して押しかけるスタジアムは、女性や子どもが観戦しに行くには危険なほどだそうである。
知将ペケルマンに率いられ、16年ぶりにワールドカップに戻ってきたコロンビア。
今年1月にエースのファルカオが全治6か月の重傷に見舞われ本大会出場が危ぶまれるなか、代役候補のばっかやJ.マルティネス、A・ラモスらは所属クラブでゴールを量産し好調をキープしている。
組み立て役のJ・ロドリゲスとクアドラードのコンディションも良好。
べテランCBのジェペスは、5月に接触プレーから頭部を強く打って心配されたが、本大会出場には影響しない模様。
DF陣の動きの鈍さが懸念されるも、指揮官は経験値の高いベテラン勢によって固められた守備に厚い信頼を寄せている。
日本にとって手強い相手であるのは間違いない。
コロンビアの戦績
4大会ぶり5回目の出場
FIFAランク5位(出場32チーム中5位)
W杯最高成績 ベスト16(1990年)
予選成績 南米予選2位(9勝3分4敗/27得点・13失点)
日本との対戦成績O勝1分1敗/0得点・1失点
コロンビアはどんな国?
国名はアメリカ大陸を発見したコロンブスに由来するコロンビア。南米ではブラジルに次ぐ人口を有し、コーヒーの輸出国として知られる同国は、世界一のエメラルド産出量を誇る。カリブ海に面した力ルタヘナは観光都市としても名高い。
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