ここ数年の間に、いつ発生してもおかしくないといわれている「新型インフルエンザ」。
流行すると数多くの人命が奪われることが予測されている。一番大切なのは一人ひとりが正しく理解し、今できることから自分の責任で実行することだ。
また、同居家族にも教え、同じ対応をすることがポイントだ。
今回は、2014年に発生するかも知れない「新型インフルエンザ」の正しい予防法と対策、かかってしまった場合の措置を分かりやすく解説する。
実は怖い病気「インフルエンザ」
新型インフルエンザはなぜ怖いの?
- インフルエンザは風邪じゃない!
- 鳥インフルエンザは感染すると致死率が高い
- 「新型インフルエンザ」は新しい型のウィルス
普段は何気なく話題としているインフルエンザは、実は治療が遅れると死に至る怖い病気だ。
- 日本でのインフルエンザは、毎年1000方人~1800方人くらい感染し、1万人弱死亡している。のどや鼻などの呼吸器を中心として感染し、高熱が出る。
- 鳥インフルエンザの人への感染は、東南アジアを中心に増加している。ニワトリなどと密接な生活をしている人が、鳥のウィルスに感染しており、致死率が非常に高いインフルエンザとなっているのだ。
- 鳥インフルエンザウィルスが変異し、人から人に集団的に感染する新しい型のウィルスの発生が心配されている。
人類に免疫がなく、ワクチンもないため世界的に大流行する恐れがある。これが「新型インフルエンザ」だ。
新型インフルエンザの対策
インフルエンザウィルスの拡がりを防ごう!
- 感染ルートは「飛沫感染」と「接触感染」
- マスクは必ず着用し、手洗いを忘れずに!
- 咳エチケットを守ろう
- インフルエンザウィルスは、くしゃみや咳をしたときの唾液の中に入って飛び散って感染(飛沫感染)したり、ドアの取っ手などについて感染(接触感染)する。
- ウィルスを拡げないため、またウィルスの侵入を防ぐためにマスクを着用し、手についたウィルスを洗い流すために、せっけんで手洗い、をきちんと実行すること。
- インフルエンザにかかったら、感染の拡大を防ぐために外出しないことがもっとも大切なこと。マスクの着用はもちろんのこと、咳やくしゃみをするときは必ず口にハンカチかティッシュをあて、まわりに迷惑をかけないように、日ごろから心がけること。
※体調が悪いときは、インフルエンザと確認できなくても、無理に出勤・通学はしないこと。
新型インフルエンザ発生前に出来ること
- 流行に備え、備蓄の実行を!
- 日々の体調をチェック!
- インフルエンザワクチンを接種!
- 新型インフルエンザが本格的に流行をしたときには、社会の動きも遅くなり、生活品が購入できなくなることも考えられる。万一のときを考え、今から最低でも2週間分くらいのマスクや食料、生活用品を備蓄すること。
地震とは遠い、電気、ガス、水道は動くので、備蓄品があれば安心だ。 - 体調が悪いときは体温チェックをこまめに行い異常を自覚出来るように癖をつけること。
- 通常のインフルエンザワクチンの接種も出来るだけ受けること。
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もしかかってしまったらどうすればいいの?
平熱より高い発熱や咳き込むなどの症状があるときは
- かかりつけの病院にまず相談
- インフルエンザと診断されたら医師の指示に従う
- 会社・学校への連絡を忘れない
- 発熱時は自分で判断せず、必ずかかりつけの病院に電話などで連絡し、相談をすること。
- インフルエンザと診断されたら、医師の処方に従い安静にすること。新型インフルエンザの初期流行時は入院、隔離される場合がある。医師の指示に従うようにしよう。
※地域によっては、発熱センターや緊急対応外来が設置されたり、電話のみでの対応など、住んでいる場所の行政により対応が違うので、各自確認しておくことが望ましい。 - 本人、もしくは同居家族がかかってしまった場合は連絡網を通じ、会社・学校に報告。
インフルエンザの主な症状
- 高熱
- 悪寒
- 嘔吐
- 関節痛
- 咳
- 呼吸困難
新型インフルエンザの流行が始まったらどうするの?
新型インフルエンザの流行時には会社は営業を自粛、学校の閉鎖などをする場合がある。
- 感染の拡大防止策として営業を自粛
- 毎日、健康状況の報告を!
- 自宅待機中は外出を控える!
流行時には、人がたくさん集まる場所は感染の場になる可能性がある。感染の拡大を防止するために会社は営業を自粛し、営業を中止することもある。
- 自粛に伴い、会社・学校から連絡があるまで自宅待機。
- 自宅待機中は、必要に応じて、毎日、所属の連絡網を通じて、自分と同居家族の健康状況を必ず報告することが望ましい。
- 元気でもむやみな外出は、感染の可能性を高める。自宅待機中は外出を控える。
インフルエンザ感染時にあると便利な備蓄品リスト
感染症から実を守るためには、正しい知識を身につけて、それを正しく実行することが一番のポイントになる。
備えあれば憂いなし。地域の情報を常に把握し、そして万一にそなえ備蓄を進めること。
長期保存のできる食品
- 米・パックごはん・切り餅
- そば・スパゲッティ・カップ麺
- レトルト食品
- 缶詰類各種
- 粉ミルク・離乳食(乳児がいる場合)
感染拡大防止品
- マスク(不織布(ふしょくふ)を推奨)
- 体温計(できれば個人用に複数用意)
- うがい薬
- 消毒液やジェル、アルコールティッシュ(日常も使用できるため、携帯を推奨)
- 持病の薬、胃薬などの常備薬
- 鎮痛・解熱剤(かかりつけの医師に相談のこと)
- 感染者用のゴミ袋・ゴミ箱
- 水枕・アイスノン(発熱時に頭と脇の下を冷やす)
生活に必要な日用品
- 加湿器(湿度40%以上でウイルスは不活性化する)
- カセットコンロ・ボンベ・ホットプレート
- 紙おむつ
- 生理用品
- 本・雑誌・ビデオ・ゲームなど(長期自宅待機のため)
予防と対策動画
マスクの取り扱いなどにも丁寧に触れられている動画。必見!
乾燥している冬の時期は、インフルエンザウイルスが活発に動いている時期。必要に応じて部屋に加湿器などを購入し、導入することをお勧めする。
上記のような「加湿器・暖房・プラズマクラスター」が一緒になっているような便利な製品もあるので、暖房器具を購入する際は積極的に検討しよう。
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