
ブラック企業のワンマン社長が大学生に!?
ブラック企業の社長が経済学を学ぶため大学に入学したことで、人生が変わっていく異色の人間ドラマ「ブラック・プレジデント」が2014年4月8日からスタートする。
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急成長中のアパレル企業の社長・三田村(沢村一樹)は、会社の利益のためなら社員を酷使するのは当然だと考えていた。
仕事に余裕が出てきた彼は、会社経営を基礎から学び直そうと大学に入学。講師・杏子(黒木メイサ)の経営学を受講する。
やる気のない学生が多い中、最前列でいちいち相づちを打つ三田村は一人だけ浮いた存在になってしまう。
講義の後、学内を歩いていた三田村は学生の百合(門脇麦)から映画サークルのチラシを受け取り、入部することになるのだが…(第一話)
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沢村一樹はブラック企業の社長“三田村幸雄”をどう演じるか
今作で沢村一樹が演じるブラック企業の社長・三田村幸雄は、労働基準法は無視し、部下への暴言もしばしば。そんなブラックな役どころだが、沢村一樹はポジティブにとらえているという。
「三田村は、自分の発言で多くの敵を作ってしまうことは分かっていると思います。でもすごい仲いい奴ができる方法ってのは、この方法しかないなって思ってる。敵を作ることよりも、強い味方をつくることに焦点を当てているからズケズケ言えるんじゃないかなって。成功しても三田村は自分が贅沢するわけでもなく、もうけたお金は次の事業に回している、そういう社長です」
そんな三田村が、経営学を学び直すべく大学に入るところから物語はスタートする。
「なぜ、成功を手にした社長がいまさら大学に行くのか。三田村はアパレル会社を経営していますから、経営学自体は既に持論がある。でも、若い人が持っている感覚は実際にその中に入らなければわからない。感覚って、資源と同じだと思うんです。今の日本人の若い人が持っている感覚は資源です。それを肌で感じたくて三田村は大学に行きたいって思ったんじゃないかって考えたときに、腑に落ちましたね。だから、若造がっ!ていう態度ではなく、そんなこと考えているんだ~っていうスタンスで接していくんじゃないかなって。」
沢村一樹自身、大学での撮影はとても楽しみだという。
「黒木メイサさん演じる講師の授業を受けるのも楽しみですし、何よりキャンパスの雰囲気を味わったことがないのでドキドキします」
学生と関わることで、次第に三田村の仕事への意識も影響されていくのだ。
沢村一樹に『やっつけで仕事しているよね』と言った知人
仕事や夢への取り組みを描く本作だが、沢村自身もかつて労働の意味を考えさせられた出来事があった。
「20代の終わりに、知人に『やっつけで仕事しているよね、こなしてるよね』って言われたことがありました。そんなこと自分で思ったことがなくて衝撃でした。知人はモデルとして第一線で活躍している人だったんですけど、仕事の仕方を聞いたら、カメラマンや編集部の方と、すごくコミュニケーションを取って、積極的に自分から関わるようにしているっていう話をしていて、確かに自分はそういうことはしていないな…と。現場に行ってやれと言われたことだけやるっていうのは、仕事ではないんだって、そのときから意識が変わりました。その後、積極的に参加すると仕事がどんどん楽しくなったし、面倒くさいなって思っていたことでも面倒くさくなくなった。あそこでガツンと言われたことは良かったです。あのとき変わった仕事への関わり方は、今でも心がけています。」
頼もしい部下に沢村一樹も一安心!?
アパレル企業の社長を演じる沢村一樹。専務・明智役の永井大に「これはいくらだと思う?」と撮影現場にあった洋服の価格当てクイズを始めたそうだが、永井に3問連続で価格を見抜かれてしまい、沢村は「何で分かったの?」と優秀な“明智専務”に目が点になるという一幕もあったそうだ。
ブラック・プレジデント用語集
映画サークル「アルゴノーツ」
企業を目指す亮介(永瀬)が部長を、筋金入りの映画オタク・健太(高田)が副部長を務める。
城東大学
偏差値から見ると上の下のランクの私立大学。三田村の会社と自宅の間に位置している。
トレスインターナショナル
従業員1200人、昨年売上270億円の急成長のアパレル企業
ブラック・プレジデントの放送は2014年4月8日、夜10時から、フジテレビ系でスタートされる。
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