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ルーズヴェルト・ゲームの意味とは? 高視聴率の秘密と原作の違いを伊興田Pが明かす!

ルーズヴェルト・ゲームの意味とは? 高視聴率の秘密と原作の違いを伊興田Pが明かす!

今季最高視聴率ドラマと噂される『半沢直樹』チーム新作がついに始動!
中小企業の存亡と、その会社が所有する社会人野球部の廃部をかけた攻防戦を描いた池井戸潤の企業小説『ルーズヴェルト・ゲーム』がドラマ化。2014年4月27日TBS系で放送される。

物語の舞台は、予期せぬ不況のあおりを受けて倒産寸前まで追い込まれた中堅精密機器メーカーの青島製作所。

社長の細川が「奇跡の逆転劇」を信じてどんな手を使ってでも会社を守り抜こうとする姿を中心に、社員や野球部の部員たちそれぞれの奮闘を描く痛快群像劇だ。

ルーズヴェルト・ゲーム
唐沢寿明演じる、青島製作所の社長、細川充・
中途入社で入社、創業者の青島に手腕を買われ、異例の大抜擢で社長になった。
就任から二年経つが風当たりが強い。
(C)TBS

そんな細川の前に立ちはだかるのは、ライバルが医者のイツワ電器、そして新参者の細川が社長であることを面白く思わない生え抜きの社員たちだ。

ルーズヴェルト・ゲーム
社長の座を取られた会社の大番頭。
江口洋介演じる笹井小太郎。青島製作所の専務役。
青島製作所の全てを知り尽くしており、周囲から次期社長として注目されていた。
(C)TBS

「ルーズヴェルト・ゲーム」の意味とは?

“ルーズヴェルト・ゲーム”とは、アメリカ大統領のフランクリンルーズベルトが「野球が一番面白いのは8対7の試合だ」と言ったことからそのスコアの試合を指す言葉だ。

つまり、互いに打ち合って点を取って取られてを繰り返すという、ハラハラした状況に手に汗握るゲームのことを言うのだ。

劇中でこの言葉を口にする青島は「何点もの点差を一気にひっくり返す逆転劇に醍醐味を感じる」と細川に語りかけるのだ。

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半沢直樹スタッフが集結した『ルーズヴェルト・ゲーム』

原作の池井戸潤をはじめ、脚本を担当する八津弘幸、伊興田プロデューサー、監督の福澤克雄、カメラなどを担当するテクニカル・ディレクターの淺野太郎は2013年の『半沢直樹』を担当。

また、石丸、手塚、須田邦裕、香川ら個性派俳優陣が再登板するのにも注目だ。

伊興田プロデューサーが語る「ルーズヴェルト・ゲーム」の裏話

「半沢直樹」に続いて池井戸潤作品を手がける伊興田プロデューサーによると、「ルーズヴェルト・ゲーム」はもともと半沢直樹と同時期くらいに池井戸潤にドラマ化のお願いをしていた作品なのだという。

原作では色々な視点から描かれる本作だが、ドラマの主人公となるのは唐沢寿明演じる細川だ。

会社をどう経営して行くか、リストラや野球部廃部の決断、逆に買収されそうになった時にどうするのか。最後の決断は細川が行う、そこにカタルシスを感じて、細川にしたそうだ。

原作小説『ルーズヴェルト・ゲーム』からアレンジした部分

それでは同名の原作小説とは異なる部分はどこなのだろうか。

伊興田プロデューサーによると、細川の性格的なところが違うのだという。

やっていることは変わらないけども、すごいヒールというか、悪い人に見える。

ドラマでは、細川は「会社が一つになることはない」と真面目に言い切ってしまうのだ。

欧米的な経営哲学を持っている人だけれども、会社の中で社員の気持ちみたいなものを目の当たりにすると、違う考えも出てくるそう。それによって彼自身がどう成長して行くのかも見どころの一つだろうと伊興田プロデューサー。

対する笹井の年齢は原作よりも引き下げているという。

新参者の細川と、昔からいる笹井。生え抜きの人たちとの戦いが軸になると面白いと思ったので、同世代に見える人のほうがいいと思って、池井戸潤に相談したのだという。そこで許可をもらい、変更となったのだそうだ。

会社と野球という二つの軸

これは青島製作所が一つになる物語と考えているという伊興田プロデューサー。

野球もありながら経営陣も一つになって頑張る。日本の企業の原点というか、物を作って成長を遂げた、日本の精神がこの物語の全てだと思うという。

野球も重要なファクターで、勝つか負けるかとか、沖原というスターが生まれる、そう言った話のおもしろさも含めて、会社を描く中に包括していく感じなのだという。

会社と野球という二つの軸があって、それが一つのものになっていく。

加えて、連ドラにする以上、盛り上がりは毎回ないと怒られてしまう。スカッとする回、考えさせられる回、ドンっと落ち込む回もあるという。

序盤のキーパーソンは香川照之演じる“超悪役”諸田

それでは、序盤のキーパーソンとなる人物は誰なのだろうか。

伊興田プロデューサーいわく、諸田だという。

理由は、大企業の社長として経営者なりの思惑があるからだとか。

半沢直樹の時は最後が見せ場だったが、今回は最初から超悪役として飛ばしてもらっているという。

ルーズヴェルト・ゲーム 諸田清文
香川照之演じるジャパニクス社長、諸田清文。
青島製作所の取引先の社長だ。
経団連の支部長で、会長の座を狙っている。
(C)TBS

あとは笹井との社内対決にも注目だ。

外の対立と内との対立、細川が両方とどう向き合うのか、いまから楽しみなドラマだ。

『ルーズヴェルト・ゲーム』ストーリー第四話までネタバレ!

第二話 5月4日放送

細川がリストラに着手
細川は赤字を解消するために本格的なリストラをすると宣言する。総務部長の三上を責任者に任命することに。一方、沖原は野球部に勧誘されるが、野球部員は派遣契約のままで正社員になれないからという理由で断る。そんな中、沖原の部署で大規模な配送ミスが発生。朝比奈は沖原を解雇しようとするが…。

工藤阿須加
工藤阿須加演じる沖原和也。
契約社員。高校時代は名門校のエースとして活躍したが、暴行事件を機に野球をやめた過去を持つ。
(C)TBS

第三話 5月11日放送

イツワ電器の訴訟攻撃でさらなるピンチに陥る青島製作所
青島製作所はイツワ電器から権利侵害で提訴され、窮地に立たされることになってしまう。細川は和解に持ち込むために諸田に頼み坂東に取り次いでもらおうとするが関係ないと断られてしまう。一方、野球部に入部する気になった沖原がリストラの対象になってしまう。三上は沖原を何とか助けようと考え、ある秘策を思いつくのだが…

第四話 5月18日放送

民事再生案に対する細川の奥の手が明らかに!?
経営危機を乗り切るために、笹井は民事再生を申し立てることを決意、提案する。笹井は白水銀行の磯部にもその意向を伝えるが、細川は「今は言えないが、民事再生以外に会社を救う方法がある」と反対する。一方、優秀な人材が次々と退職願いを提出し、役員が困惑する。細川は三上に、何としてでも引き止めるように命じるのだが…

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